講座紹介

講座設立の背景

臨床試験におけるデータ管理は重要であるという共通認識は存在しますが、本邦では十分な教育システムが存在せず試験ごとの対応であったため、試験の複雑化・グローバル化に対応できない状態にあります。これは、統計学や品質管理学に臨床医学の特性を融合したデータ管理学の体系構築が未成熟なことが原因であり、早急に人的およびツール面での支援・人材育成を実施しなければなりません。

設置目的

本邦における臨床試験の質向上を目指した臨床データ管理学の研究と体系化を目指した教育の実践及び実際の研究者主導研究の支援を行うことを目的とします。

活動内容

臨床試験データ管理学講座は、東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻生物統計学分野および東京大学医学部附属病院（東大病院）臨床試験部を協力講座として、イーピーエス株式会社及び東京CRO株式会社の寄付により平成19年4月に設立されました。第2期目（平成22年度-24年度）からは、イーピーエス株式会社及びメビックス株式会社、第3期目（平成25年度-27年度）からは、イーピーエス株式会社、MSD株式会社、興和創薬株式会社、スタットコム株式会社、大日本住友製薬株式会社、ナイフィックス株式会社、ファーマ・コンサルティング・グループ・ジャパン株式会社、また第4期目（平成28年度-30年度）には、ACメディカル株式会社、エイツーヘルスケア株式会社、FMD K＆L Japan株式会社、小野薬品工業株式会社、株式会社CACクロア、日本たばこ産業株式会社、日本メディア株式会社、メディデータ・ソリューションズ株式会社、ルミナリーメディカル株式会社の寄付を受け、講座を更新しました。令和元年度からは第5期目に入り、株式会社インテリム、株式会社ウェルビー、ACメディカル株式会社、エイツーヘルスケア株式会社、FMD K&L Japan株式会社、小野薬品工業株式会社、３Ｈメディソリューション株式会社、ニプロ株式会社、日本たばこ産業株式会社、日本メディア株式会社、株式会社ニュー・エイジ・トレーディング、株式会社NOBORI、プラヴィダテクノロジーズ合同会社、メディデータ・ソリューションズ株式会社、Medrio, Inc. からの寄付を受けて講座を更新させていただいております。（企業名は50音順）
平成30年4月からは、東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻医療コミュニケーション学分野／大学病院医療情報ネットワークセンター（UMIN）に協力講座としてご協力をいただいております。